1月10日作成
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「ひっく」
「あはは!しゃっくりだ!久々に見たわー」 「いや笑いごとじゃひっく。・・・息止めれば治るんだっけ、これ」 「あ、ちょっと待って待って!どうせだから何か驚かせて止めたい」 「えー・・・」 「まあまあ、いいじゃない・・・ごほん、では。」 「実はシルバーは女の子なのよ」「ルビーとサファイヤに第一子が」「カツラさんって実は25才」 「ひっく」 「んー、驚いてはいるんだけど止まらないわねえ。 ・・・そういえば、100回しゃっくりが止まらないと死んじゃうっていうわよね。困ったわねーどうしましょー」 「なっ・・・ひっく。もう、息止めるからな!」 「・・・」 「ひっく。と、止まらない・・・」 「え!?ほんとに!ちょっとグリーン!あんたも何か考えなさいよ!」 「・・・たかがしゃっくりだろ。」 「それでも100回以上は気分的に嫌じゃない」 「・・・はあ。おい、レッド」 「ん?」 「ピカチュー人間だぞー」 「わ、笑えないうえにつっこめない・・!意外性がありすぎて360度回って心が凪いでしまった…!」 「・・・」 「」 PR
俺は頬がひきるつのがわかった。
大体なんで俺からばっかり話しかけないといけないんだよ。 いつもあぁとか、うんとか、しまいにはうるさいだ。 俺がいつもどんな気分なのか、わからせてやる。 「だから、お前からは話しかけないって?」 明らかに馬鹿かこいつと見下した目で見てくるグリーンは、 今すぐ殴りかかりたいぐらいには腹が立つ。 *** こちらをうかがってそわそわしてるのが丸わかりで、 傍目にはおもしろい以外のなにものでもない。 それを証拠にレッドにいつも懐いているピカまでが呆れた眼で主人を見ている。 しばらくこれで遊べるな。と俺は小さく笑った。 *** 「ただいま」 向こうから話しかけない、と宣言してから挨拶の類はこちらからするようになった。 別に意地になっているわけではないのでそれは構わないし、、 レッドもそれに対して挨拶を返さないなんてことはなかった。 だが、今しがた帰宅を告げた挨拶に返ってくる言葉はなく、 「レッド?」と呼びかけた言葉も薄暗い部屋の中に消えた。 どうせトキワにでも出かけているのだと思い、 そこでひとつの事実に思いいたって俺は身震いした。 俺は、あいつがどこかへ行くことをあいつの口から聞かないかぎり、 何も知らないままで待つしかないのだ。 |
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